１．自分自身を守る為

世の中には厄介な事に、成分は同じなのに違う商品名で流通しているお薬が数多くあります。

複数の病院におかかりの場合に、「お薬手帳」で管理をしていないと知らずに同じ成分で名前が異なるお薬をお渡ししてしまい、その結果適正な量の２倍、３倍で服用してしまう可能性があります。

「お薬手帳」を病院や薬局へ毎回見せる事で、飲み合わせの悪いお薬や過量服用となるお薬をお渡しするのを未然に防ぐ事が出来ます。 また副作用歴やご病気の情報を記入して頂く事で、より精度の高いチェックを受ける事も可能です。

「お薬手帳」は瞬時に何よりも正確に服薬状況を確認できるので、医療従事者である私たちはとても重宝しています。

ぜひ自分自身を守る為に「お薬手帳」を日々ご活用下さい。

２．もしもの時に役立てる為

大規模災害が発生し、被災地でどうしても受診が困難な時「お薬手帳」があれば、特例的に処方せんが無くてもお薬をお渡しできる場合があります。

意識を失って救急車で病院に運ばれた際にも「お薬手帳」があれば、迅速な処置が可能となり、的確な治療をおこなうことが出来ます。

せっかくお持ちの「お薬手帳」も携帯していなければ、いざという時に確認が出来ません。 緊急の際に役立てられる様、いつも持ち歩くバッグに入れておくなど「携帯する事」が極めて重要です。

最近では電子お薬手帳といったスマートフォンと連動したタイプの「お薬手帳」も充実しています。万一に備え、ライフスタイルに合わせた「お薬手帳」をご携帯下さい。

薬剤師からのワンポイントアドバイス

ヘルスケア手帳アプリ

当薬局ではPHCホールディングス株式会社のヘルスケア手帳をお勧めしています。ヘルスケア手帳はPHCホールディングス株式会社の登録商標です。